相棒ー劇場版ー絶対絶命42.195km　★★★★
司城志朗/小学館 (Story) 人気ジャーナリストがテレビ塔に吊るされるという事件が起きた。次に女性衆議員の爆破未遂事件がおきる。 ふたつの事件に残されたのは不可解な記号。 特命係の杉下右京と亀山薫は捜査を進めるうちにインターネットで書き込まれた処刑リストを発見し、 不可解な記号はチェスの棋譜であることを知る。さらに犯人は東京シティマラソンに向けられているとにらむ。 (Review) 劇場版「相棒」のノベライズ版。 先に映画を鑑賞したので、内容はわかっています。 読みたいのは不足した部分で、 映像では描き切れなかったキャラの感情です。 あと映像で描かれなかったものとして、メインキャラの右京さんが描かれていました。 東大出のエリートながら、頑固さゆえに出世街道からはずれた以外、 右京さんの過去を知らなかったです。 相棒のカメさんも詮索しなかったのですから。 その右京さんの過去に目が釘つけになりサクサクと読んでいくと、 結末が同じだろうと思っていたのに、覆されていたことに驚きました。 犯人、違っていましたね。 動機は同じだし、考えさせられるものがありましたが、 映画版犯人役の西田さんに印象深い私としては、心に響くものがなかったです。 最後に、たまきさん、美和子さん、完走おめでとう。 ラストは「花の里」で締めくくってほしかったデス^^ -Back-