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英国王のスピーチ　★★★★

2010年、英映画
監督　　トム・フーバー
出演　　コリン・ファース
　　　　ジェフリー、ラッシュ

(Story)
英国王室に生まれながらもジョージ６世（コリン・ファース）は、幼い頃から吃音に悩んでいた内気な性格。そんな息子を父のジョージ５世は、様々な式典のスピーチを命じるが失敗続き。苦手を克服しようとスピーチ矯正家のライオネル（ジェフリー、ラッシュ）の指導を受けることになる。そんな中、ジョージ５世の崩御、兄エドワード８世の王位放棄により英国王となるジョージ。英国が戦争に巻き込まれ、国民の不安が仰ぐ中、世紀のスピーチに挑む。

(Review)
２０１１年度、アカデミー作品賞受賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞受賞作品。
率直な感想は、盛り上がりがなく、淡々とした展開は、オスカー受賞にしては地味な作品です。主人公の王はスピーチが苦手？一国の王がスピーチ出来なければしょうがないでしょ！と思う人には、つまらない作品かもしれません。
主人公は現英国のエリザベス女王のお父様ジョージ６世。王と同じくスピーチが苦手な人に共感ができる作品です。事実、私がそうですから。人前のスピーチ、苦手です。何度やっても上手くはならないし、仕事上お偉い方の前でスピーチと命じられた時は、もう心臓ドカドカですよ。
そのスピーチをしなくてはならない。逃れたくても逃れられない立場の方にたってしまった主人公のジョージ６世。吃音を悩む内気な彼は、私の何倍も悩んだことでしょう。厳格な父がそんな息子を許さず、人前でスピーチさせると失敗続き。スピーチ矯正専門家のライオネルによるユニークなレッスンに励む中、父ジョージ５世の死、兄のエドワード８世は女の問題で王座を破棄。その結果、自分が王座に就き、望まぬ方向に進むという皮肉な運命のことか。しかも、戦争に突入するという国家の危機がやってきた。不安な国民を心ひとつにするための王のスピーチが必要。コンプレックスに悩む王が世紀のスピーチに挑むことに・・もし、普通の人だったら、よき家庭人として、幸せな人生を歩む人が、望まぬ王座に着いたばかりに・・と彼の立場を思うと、すっかり感情移入してしまいました（涙）コンプレックスはなかなか乗り越えられないもの。人にはたいしたことではないけど、本人としては大問題のこともあるのです。キャラに感情移入できやすいのは主演のコリン・ファースの演技によるものでしょう。
まるで、ジョージ６世の魂が乗り移ったかのような演技は、演技派コリンの実力をみせてくれました。
ライオネルを演じていたジェフリー・ラッシュも素晴らしい。演技は、満点です。

-Back-

英国王のスピーチ　★★★★
2010年、英映画監督　　トム・フーバー出演　　コリン・ファース　　　　ジェフリー、ラッシュ (Story) 英国王室に生まれながらもジョージ６世（コリン・ファース）は、幼い頃から吃音に悩んでいた内気な性格。そんな息子を父のジョージ５世は、様々な式典のスピーチを命じるが失敗続き。苦手を克服しようとスピーチ矯正家のライオネル（ジェフリー、ラッシュ）の指導を受けることになる。そんな中、ジョージ５世の崩御、兄エドワード８世の王位放棄により英国王となるジョージ。英国が戦争に巻き込まれ、国民の不安が仰ぐ中、世紀のスピーチに挑む。 (Review) ２０１１年度、アカデミー作品賞受賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞受賞作品。率直な感想は、盛り上がりがなく、淡々とした展開は、オスカー受賞にしては地味な作品です。主人公の王はスピーチが苦手？一国の王がスピーチ出来なければしょうがないでしょ！と思う人には、つまらない作品かもしれません。主人公は現英国のエリザベス女王のお父様ジョージ６世。王と同じくスピーチが苦手な人に共感ができる作品です。事実、私がそうですから。人前のスピーチ、苦手です。何度やっても上手くはならないし、仕事上お偉い方の前でスピーチと命じられた時は、もう心臓ドカドカですよ。そのスピーチをしなくてはならない。逃れたくても逃れられない立場の方にたってしまった主人公のジョージ６世。吃音を悩む内気な彼は、私の何倍も悩んだことでしょう。厳格な父がそんな息子を許さず、人前でスピーチさせると失敗続き。スピーチ矯正専門家のライオネルによるユニークなレッスンに励む中、父ジョージ５世の死、兄のエドワード８世は女の問題で王座を破棄。その結果、自分が王座に就き、望まぬ方向に進むという皮肉な運命のことか。しかも、戦争に突入するという国家の危機がやってきた。不安な国民を心ひとつにするための王のスピーチが必要。コンプレックスに悩む王が世紀のスピーチに挑むことに・・もし、普通の人だったら、よき家庭人として、幸せな人生を歩む人が、望まぬ王座に着いたばかりに・・と彼の立場を思うと、すっかり感情移入してしまいました（涙）コンプレックスはなかなか乗り越えられないもの。人にはたいしたことではないけど、本人としては大問題のこともあるのです。キャラに感情移入できやすいのは主演のコリン・ファースの演技によるものでしょう。まるで、ジョージ６世の魂が乗り移ったかのような演技は、演技派コリンの実力をみせてくれました。ライオネルを演じていたジェフリー・ラッシュも素晴らしい。演技は、満点です。 -Back-

エターナル・サンシャイン　★★★★★

2004年、米映画
監督　　ミシェル・ゴンドリー
脚本　　チャーリー・カウフマン
出演　　ジム・キャリー
　　　　ケイト・ウィンスレット
　　　　イライジャ・ウッド
　　　　キルスティン・ダンスト

(Story)
バレンタインデー目前のある日。元恋人のクレメンタイン（ケイト・ウィンスレット）が自分の記録を消したと知って悲しみにくれるジョエル（ジム・キャリー）。
ジョエルもクレメンタンとの幸せだった日々を消そうと、特定の過去だけを消去を行うラクーナ社に訪れる。
ジョエルは医者の指示に従い、クレメンタンとの思い出の品をかき集め、彼女と過ごした日々を逆回転で体験しながら消去していく。
最初に蘇ったのは交際末期、ケンカばかりしていた頃。しかし、しだいに過去が遡るにつれ、クレメンタンの存在がしだいに大きくなり、彼女との思い出を消したくない、忘れたくないと思うようになっていくが・・。

(Review)
ゴンドリー監督と脚本家カウフマンのコンビで思い出すのがヒューマン・ネイチィア。
本作も一見風変わりな展開で、、恋人たちに贈るビターな味がするラブストーリーです。
最初はこれから恋物語が始まるかと思えば、いきなり別れになり・・ん？なんだろうこの話は？
本作も奇想天外な展開に目が釘付けになりました。消されていく過去は別れからはじまり、現在の記録を消去していく作業と交差していく話の展開はパズルのよう。
ラストはどう結びつくのか？
冒頭のシーンは一体どのように結びつくのか？
カウフマンの巧みな脚本に脱帽しました。アカデミー最優秀脚本賞受賞も納得です。
元恋人が自分の過去を消されたことは悲しい。
自分も消したい、でも、じたいに彼女の存在が大きくなっていく。
消したくない、忘れたくない。
そのせつなる思いが胸を締め付けられてきました。
ジム・キャリーのコメディぽく、時には悲しく演じる演技は、せつなさ、悲しさが表現され、彼の演技力に脱帽です。
クレメンタイン役のケイト・ウィンスレット。今までにないテンションが高い役、はまっていました。
本作で助演女優のノミネートは納得です。
もうひとりのヒロイン、キルスティン・ダンストが演じたメアリーは、他の出演作とは違い魅力にあふれていました。
ネタバレ↓ 消されたくないと抵抗しても無駄。ジョエルのクレメンタインとの過去は消去されました。
これで終わったかというと、そうではなくて、冒頭の話に入ります。
つまり冒頭は消却された後の話で、車、クレメンタインのヘアカラー、イライジャ・ウッドが演じるパトリックの行動も納得しました。
ここで終わったら物足りないところが、２転３転あり。
記録を消却するまえに話しを録音してテープはお互いの悪口三昧、聞いたふたりは激怒して別れか？
このふたり、お互い似たもの同士だったとは・・。
つくづく人間って愚か。
付き合っている時は空気みたいな存在で、イヤのところしか見えない。
でも、失ってから大切なものが気づくもの。
これは倦怠期を訪れた恋人たち、夫婦たちのメッセージでしょうか？
ラストはハッピーエンドで終わってよかった、よかった。
おふたりとも、これからむやみに思い出を消そうとしはしないように（笑）
さて、キルティン・ダンストのメアリーですが、彼女も記録を消却されたひとりだったとは
それに気づいた時の悲哀感、印象に残るキャラのひとりになりました。本当に今回で彼女を見直しました。

-Back-

エターナル・サンシャイン　★★★★★
2004年、米映画監督　　ミシェル・ゴンドリー脚本　　チャーリー・カウフマン出演　　ジム・キャリー　　　　ケイト・ウィンスレット　　　　イライジャ・ウッド　　　　キルスティン・ダンスト (Story) バレンタインデー目前のある日。元恋人のクレメンタイン（ケイト・ウィンスレット）が自分の記録を消したと知って悲しみにくれるジョエル（ジム・キャリー）。ジョエルもクレメンタンとの幸せだった日々を消そうと、特定の過去だけを消去を行うラクーナ社に訪れる。ジョエルは医者の指示に従い、クレメンタンとの思い出の品をかき集め、彼女と過ごした日々を逆回転で体験しながら消去していく。最初に蘇ったのは交際末期、ケンカばかりしていた頃。しかし、しだいに過去が遡るにつれ、クレメンタンの存在がしだいに大きくなり、彼女との思い出を消したくない、忘れたくないと思うようになっていくが・・。 (Review) ゴンドリー監督と脚本家カウフマンのコンビで思い出すのがヒューマン・ネイチィア。本作も一見風変わりな展開で、、恋人たちに贈るビターな味がするラブストーリーです。最初はこれから恋物語が始まるかと思えば、いきなり別れになり・・ん？なんだろうこの話は？本作も奇想天外な展開に目が釘付けになりました。消されていく過去は別れからはじまり、現在の記録を消去していく作業と交差していく話の展開はパズルのよう。ラストはどう結びつくのか？冒頭のシーンは一体どのように結びつくのか？カウフマンの巧みな脚本に脱帽しました。アカデミー最優秀脚本賞受賞も納得です。元恋人が自分の過去を消されたことは悲しい。自分も消したい、でも、じたいに彼女の存在が大きくなっていく。消したくない、忘れたくない。そのせつなる思いが胸を締め付けられてきました。ジム・キャリーのコメディぽく、時には悲しく演じる演技は、せつなさ、悲しさが表現され、彼の演技力に脱帽です。クレメンタイン役のケイト・ウィンスレット。今までにないテンションが高い役、はまっていました。本作で助演女優のノミネートは納得です。もうひとりのヒロイン、キルスティン・ダンストが演じたメアリーは、他の出演作とは違い魅力にあふれていました。ネタバレ↓ 消されたくないと抵抗しても無駄。ジョエルのクレメンタインとの過去は消去されました。これで終わったかというと、そうではなくて、冒頭の話に入ります。つまり冒頭は消却された後の話で、車、クレメンタインのヘアカラー、イライジャ・ウッドが演じるパトリックの行動も納得しました。ここで終わったら物足りないところが、２転３転あり。記録を消却するまえに話しを録音してテープはお互いの悪口三昧、聞いたふたりは激怒して別れか？このふたり、お互い似たもの同士だったとは・・。つくづく人間って愚か。付き合っている時は空気みたいな存在で、イヤのところしか見えない。でも、失ってから大切なものが気づくもの。これは倦怠期を訪れた恋人たち、夫婦たちのメッセージでしょうか？ラストはハッピーエンドで終わってよかった、よかった。おふたりとも、これからむやみに思い出を消そうとしはしないように（笑）さて、キルティン・ダンストのメアリーですが、彼女も記録を消却されたひとりだったとはそれに気づいた時の悲哀感、印象に残るキャラのひとりになりました。本当に今回で彼女を見直しました。 -Back-

エド・ウッド　★★★★

1994年、米映画
監督　　ティム・バードン
出演　　ジョニー・デップ

(Story)
低予算でＳＦ．ホラー映画を撮り続け、史上最低監督と呼ばれた変人エド・ウッド（ジョニー・デップ）の伝記を描いた作品。

(Review)
(Review) 「シザーハンズ」のバードン＆ジョニデコンビが再び。
変人と呼ばれたエド・ウッドの伝記をテンポよく描かれていました。
モノクロ画像は５０年代をより一層引き出しています。オープニング、エド・ウッド自身が撮る映画などモノクロの方がリアルです。特にルゴンの「ドラキュラ」は怖さが増してGoodです。
エド・ウッドという方は存じませんが、さぞかし変人だったでしょう。
その変人を演じるジョニデ、上手い！彼は変人を演じればピカ一です。
本作のジョニデはオールバックのヘアスタイル。アップするとドキッとする美しさ、セクシーさはあいかわらず。
一番の見どころは女装癖のシーン。女装すると気持ちが落ち着くと言い、おせいじでも綺麗とは言えない女装して踊るシーンは最高です。

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