リービング・ラスベガス　★★★★☆

1995年、米映画 監督　　マイク・フィギス 出演　　ニコラス・ケイジ 　　　　エリザベス・シュー (Story) ベン（ニコラス・ケイジ）は友人に金を借りて酒場でいく毎日。 ある日、会社を首になり、家族、過去をすべて捨て去り、ラスベガスへと行く。 ヒモと別れた娼婦サラ（エリザベス・シュー）と出会う。二人は安住ではできない愛を抱えて彷徨っていた。 (Review) ニコラス・ケイジ、アカデミー主演男優賞のオスカー獲得作品。 オスカー獲得も納得。手の振るえ、アルコールなしではいられないアル中男の症状をリアルに演技してました。 孤独感、特には悲哀を感じさせ、「スネークアイズ」同様、彼にはまり役です。 ダメ男を演じられるのは私が知っている限り、ニコケイと親友のジョニデしかいないでしょう。 ヒロインのサラを演じたエリザベス・シューの涙のシーンは、せつなさが感じました。 ベンの最期のシーンは逆光をうまく使った映像が素晴らしいかったです。 ベンのエリザベスの気持ちが映像にも現れているようで、印象深いシーンでした。 -Back-

猟奇的な彼女　★★★★

2001年、韓映画 監督　　クァク・ジェヨン 出演　　チョン・ジヒョン 　　　　チャ・テヒョン (Story) キョヌ（チャ．テヒョン）と彼女（チョン．ジヒョン）との出会いは、 彼女が酔っ払って電車のホームに落ちそうになり助け、電車の中で倒れた彼女をホテルまで連れて行ったことであった。 それ以来、彼女は「ぶっ殺されたい？」という言葉を連発し、キョヌを殴り続け、振り廻している。 でも、キョヌは彼女の心の傷を癒してあげたいと決めていた。 (Review) 観てビックリ、開けてビックリ、 これが韓流ラブストーリー？と目がテンになりましたよ。 可憐で健気なイメージの韓流ヒロインを一転、 タイトルどおり猟奇的なヒロイン像は斬新的でした。 逆に彼女から何度も暴言、殴られながらも、心の傷を癒してあげたいと思うキョヌはなんて健気。 男女の立場が逆ですわ（笑） テンポのいいコメディタッチですが、でも、韓流ラブストーリーの本質は変わらずで、最後はポロリとさせられました。 一風変わった韓流ラブストーリーでした。 減点はラストにもう一工夫と、電車でのゲロゲロシーン。 食事の時でなくてよかったです。（笑） -Back-