アグリーベティ　シーズン１　★★★★☆

2006～7年　米ドラマ (Cast)　アメリカ・フェレーラ（ベティ・スアレス） 　　　　エリック・メビウス（ダニエル・ミード） (Story) 　優秀な成績で大学を卒業したベティ・スアレスの希望は出版会社で働くこと。 しかし、容貌の醜さから何処も雇ってくれない。 ミード出版社に面接にやってきたベティを見かけたブラッド・ミード会長は、 彼女をファッション誌「モード」の編集長のアシスタントとして雇うことに。 前編集長フェイ・サマーズが急死後、新編集長のブラッド・ミード会長の息子であるダニエルは有名なプレイボーイ、 アシスタントも手を出すのは時間の問題。 そのため、決して手を出せそうにないベティを雇われたのであった。 　一方、編集長の座を狙おうとするウィルミナによる陰謀が動き出した。 (Review) 　出版会社で働くことが夢の女の子が、ファッション雑誌のアシスタントになるというのはプラダを着た悪魔を彷彿します。 　垢ぬけない女の子という設定も同じですが、話が進むに連れて、主人公が洗練されていく「プラダ悪魔」とは違い、変わることなく自分らしいとこは好感が持てます。 　その主人公が持ち前の機転の良さと明るさと前向きさで、ダメダメ上司を助け、会社の救世主であろう設定は何も珍しいことではありません。 　ファッション業界にミステリアスを織り交ぜている設定や、 誰一人も余すこともなくイキイキと描かれていくキャラ、一話終わるごとに次の話を繋げていく展開など、 脚本が上手いです。 　元編集長の死の謎やウィルミナの影にいる人物は誰か？と追っていくと、 死んだと思われたダニエルの兄・アレックスにも驚きましたが、 　アレックスを演じているのが、Ｘ－ＭＥＮのミスティーク役のレベッカ！？に二重の驚きです。 　ミスティークが女性に生まれ変わった男性を演じているのみたいな（爆～） 　ベティを始め、ウィルミナといい、女性キャラのパワーはすごい。 　だから、アレックスは女性に男性に見切りをつけて、女性に生まれ変わったかのよう（爆～） 　パワフルな女性キャラの影に隠れてしまう男性キャラは、誰も情けない。一番はダニエル。 扱うことが上手いのは女性だけ。あとはベティがいないと何も解決できないというのは何とも情けない。 その父親であるミード会長もウィルミナにいいように操られるし。 ヘンリーは態度をはっきりしないばかりに、ベティや彼女を悩ませるし。 最後はすっかり彼女に感情移入していましたよ。 　オカマのマークはまともな方か（爆～）ウィルミナは名コンビ、どっちが欠けてはならないのです。 　ウィルミナの策略にはまったミード会長はどうなるか？ 　ふたりは無事に挙式をあげることができるか？ 　事故にあったダニエルとアレックスは？ 　フェイが実の母と知ったアマンダは？ 　故郷に帰ったヘンリー、ベティとの恋に行方は？ 　愛する人を失ったベティに姉ヒルダは？ 　お父さんのイグナシオはアメリカに帰えるのか？ 　シーズン２も楽しみです。 -Back-