美しき日々　★★★★☆

2001年、韓国ドラマ、全24話 ミンチョル・・イ・ビョンホン ヨンス・・・・チェ・ジウ ソンジュ・・・リュ・シウォン (Story) 　大手レコード会社の御曹司ミンチョル（イ．ビョンホン）は幼い頃母を亡くし、 後妻として入ってきた新しい母と異母弟ソンジュ（リュ．シウォン）を憎しみながら生きてきた。 　ヨンス（チェ．ジウ）は孤児院で一緒に育った妹のように可愛がっていたセナを探すため、 ミンチュルのレコード会社の販売部門で働いていた。 小さいころから歌手になりたかったセナのこと、レコード店で働いていれば、きっと見つかる。 でも、ある誤解にきっかけに、セナは自暴自棄になっていた。 　一方、ミンチョル妹ミンジも家庭の事情から不良となり、ミンチョルは心を痛め、 会社で知り合ったヨンスに家庭教師としてきてもらうことにした。 条件として、セナを歌手デビューさせること。 セナを歌手にさせるためならなんでもするヨンスは家庭教師を引き受ける。 はじめは母の面影からヨンスのことを気になっていたミンチュルだったが、いつのまにか愛し始めていく。 　ソンジュは父の言いつけを守り医者を目指していたが、音楽の道を捨てきれないでいたため、 ゼロという歌手としてネットで歌を流していた。 そんなある日、家に住み込みで働く異母妹ミンジの家庭教師のヨンスに惹かれていくようになり・・ 音楽業界を舞台に愛と憎しみを描いた青春ドラマ。 (Review) 　最初は停滞気味でしたが、途中からはまりました。 次が気になる、楽しみにまっているからこそドラマ、これぞドラマの王道、 韓国ドラマのパワーはそこにあると思います。 　義母と異母弟に憎しみを抱き、屈折した愛情しか表現できないミンチュル、 　誰よりも音楽がしたいのに出来ずミンチョルから憎しみを抱かれているソンジュ、 　人を包みこむような優しさをもつヨンス、 　ある誤解がきっかけで姉のように慕っていたヨンスを憎んでしまう歌手志望のセナ。 　複雑な家庭環境で育ったばかりに不良となったミンジ。それぞれが心に傷を負い苦しんでます。 　最初はそれぞれに感情移入でき、途中からはミンチュルだけを追っていきました。 冷めたい表情の中に時に見せるせつない表情、素直になりたいけどなれないもどかしさを 見事に演じていたビョンホン、さすが演技派です。 ヨンスを演じているチェ．ジウはまたも貧しくて心やさしき女性、今回も泣く、泣く・・ さすが泣かせれば世界一だけあります。 　さて、セナのデビュー、２５年前の事件の真実で話は大きく展開していき、 ミンチョル、ヨンス、ソンジュの関係も複雑になっていきます。 話も最後はどうなるとはまっていきましたが・・↓ここから隠し文字 韓国のドラマは血縁、病気がなんかの形で絡んできますが、このドラマにもありました。 ２５年前の事件の真実を暴かれたことで、ミンチョルとヨンスは別れ、 それぞれの人たちの心もバラバラになりましたが、ヨンスの病気でまたまとまっていきます。 ２０話までのミンチョルに惚れましたが、それ以降はキザすぎる、それもずっこけるようなセリフのオンパレード（笑） もう聞いている方が恥ずかしいような・・孤独なあんたが好きであって、幸せいっぱいになったあんたには興味ない！ そのキザなセリフ、一度はビョンホンから言われてみたいわ（笑） -Back-